えっ、僕と作品が似ているって?
だってそれは、『僕にとっての何でもない顔だから』。

産まれた時から、自分と似た顔の人たち(両親や、兄弟、親戚など)にかこまれて育ち、僕の認識する顔というもののアイコンが僕に似ているものになっているから似ているんだとおもう。
飼い犬が飼主に似ていたりするけど、それは無意識のうちに自分と似たものを選んでしまうからだと思う。だから僕も作品の顔をつくるとき、無意識に自分と同じような顔を作ってしまうんです。でも、無意識の選択は必ず、自分のルーツのうえにあると思う。